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ドラッグ中毒者のための更生施設、ハマー・ナナの家。
そこに暮らすのは、反骨的で無愛想な戸部=ドモ又(江本純子)、優等生だけれど泣き虫のとも子(三輪明日美)、
男言葉で話すリーダー的存在の花田(藤谷文子)、常に心虚ろな澤本(野村恵里)、お調子者の瀬古(高野ゆらこ)、
花田にくっついて歩く青島(つるうちはな)の六人。彼女たちは、お互いを必要としながらも、ときに傷つけ合いながら
共同生活をおくり、油絵やドライフラワー作りといったプログラムをこなしている。しかし、入院中の院長先生 (萩尾望都)に代わって施設を支配するスパルタ主義の教官(片桐はいり)によって、更生カリキュラムは迷走してゆく。
スポンサーである九頭龍(大塚寧々)はそんな施設の行方に疑問を抱き、援助を打ち切ろうとするが、ドモ又に
憧れる娘のユカ(柳英里紗)の反発に、戸惑いを隠せずにいる。

ある日、彼女たちに与えられた新たなプログラム、それは芸術家の青年たちの苦悩を描いた戯曲、「ドモ又の死」を演じるということ。若くして死ぬことこそ、自らの芸術を世間に認めさせる最良の手段である。そう信じて、仲間のうちの誰か一人に死を装わせようとする五人の貧乏画家と、モデルに雇われたひとりの女の物語。クリスマスの発表会に向けて稽古の日々を送るうち、やがて演じることに没頭していくドモ又たち。
だが、発表会の直前に、ひとつの悲劇が訪れる・・・。
果たして、ついに開演した「ドモ又の死」で、彼女たちは何を見せるのか? |